高齢者のうつ病は痴呆症との合併症の可能性もある

高齢者におけるうつ病とはどんなものでしょうか?
高齢者には高齢者特有のストレスがあります。体の機能が衰えうまく動かない、同年代の仲間の訃 報、自身の退職、子供の自立などによる社会的役割の喪失、等々、こういった高齢者特有の環境の変化は、高齢者の方への大きなストレスとなり、うつ病になる ことが多くなってくるのです。

まず、高齢者のうつ病には、症状の出方に特徴があります。メンタルな気持ちの部分、気分が落ち込むなどといったような症状よりも、体の症状を多く訴えることが多いいのです。
高齢者の方になると、いろいろな身体疾患を患い、体の痛みなどの症状を持つことも多くなる為、そのことが、うつ病を悪化させる要因となります。

こういったうつ病の症状は、日常生活がうまくでできないことが増えるために、痴呆と間違われることがあります。今日は何日だったか曜日がわからない、食べた物が思い出せないなど、記憶力の低下だと片付けられてしまうような症状が見られます。
ところが、記憶力の検査をすると、正常でり、実はうつ病で、周りのことに興味や関心がなくなってしまったために、覚えていないだけ、といったことがあるのです。

実際、痴呆の患者の約30%前後がにうつ状態が見られるという報告もあります。
こうしたうつ病と痴呆症をもつ患者にうつ病の治療を行うと、痴呆症状もよくなることがあるようです。


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