テクノストレスは現代のうつ病の原因となる

コンピュータに代表されるテクノロジー優先の社会がもたらす種々の
弊害、その代表としてコンピュータ関連職種のストレスを指して、
「テクノストレス」と呼んでいます。

テクノストレスは二つのタイプに分類され、コンピュータへの
過剰適応にある「テクノ依存症」と、適応不安を抱く「テクノ不安症」が
あります。
日本では、テクノストレスという言葉は幅広く用いられており、
「テクノストレス症候群」といわれています。
この中には、以下の疾患も含まれています。

■VDT作業症候群
VDTはVisual Display Terminal の略。
コンピュータのディスプレイを長時間見続けたことで引き起こされる
目や身体、心の症状。ドライアイ、視力低下などの身体的疾患
以外に、心には、不安感や抑うつ症状が発生することがある。

■頸肩腕症候群
首から肩、腕、背部にかけて痛みやしびれがある。
キーパンチャー症候群とも呼ばれる。
長時間の座り仕事やストレスにより引き起こされ、抑うつ症状
やパニック障害を伴う場合もある。

【テクノストレスへの対応】
・職場環境の調整:ソフトプログラマーやシステムエンジニアなどの
職場では、徹夜が続く繁忙期と暇なときの落差が大きく、そのため
睡眠障害がしばしば生じます。従事しているコンンピュータ労働の内容
や就業状況、残業時間数など勤務体系の変更を考慮しなければなり
ません。
・対人関係の調整:コンピュータとのつきあいは得意でも、職場や外部
のリアルな人間関係が苦手な人が多い傾向があります。。仕事だけで
なく趣味もパソコン関連に偏り、休日もゲームやインターネットで過ごす
ことが多いのも特徴です。
そのため、カウンセラーや医師は、生活のあり方全体について指導しない
と、職場でコンピュータから距離をおくような措置だけではかえって不安
を増大させてしまうことがあります。

【テクノストレスによる疾患】
テクノストレスを要因とする精神疾患として圧倒的に多いのがうつ病です。
コンピュータ関連職では、心身の疲労が誘因となって、いわゆる
「消耗生うつ病」「疲弊うつ病」になりやすいのが特徴です。
20代後半から30代にかけて多く発症しています。したがって、まず仕事から
離れての休養が第一となります。身体に影響が出る心身症の場合、
コンピュータへ過剰適応しているため、ストレスに対する自覚が乏しく
仕事に没頭してしまうため、ストレスを身体で受け止めやすいようです。


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