ストレスをためやすい人の認知修正方法

すべての人が、さまざまなストレスとなる出来事に出会います。このストレスが
解消しづらい、ためやすい人の考え方や癖には、ある傾向が見られます。
以下に列挙してみましょう。

・全か無か(All or Nothing): 完璧主義である。
・過度の一般化:ささいなことを全体に押し広げて考える。
・こころの色めがね:否定的なことにこだわり、肯定的なことを無視する。
・マイナス思考:肯定的な出来事を否定的に考える。
・結論の飛躍:読心/先読みで根拠もないまま悲観的な結論を出す。
・すべき思考:〜すべきである、〜しなければならない、と考える。
・拡大解釈と過小評価:マイナス面を過大評価し、プラス面を過小評価する。
・レッテル貼り:否定的なレッテルを貼る。

こういった思考の傾向や癖を、事柄へのとらえ方を修正することでストレス
を軽減することができます。例えば下記のような認知の修正を行います。

1.遅刻や欠勤をしてはいけない。
→遅刻や欠勤をすることもある。

2.誰とでも良い人間関係でなくてはいけない。自分はすべての人に愛されるべきだ。
→自分と相性の悪い人もいる。

3.上司は私が嫌いで叱ったんだ。
→上司が叱ったのは、私を成長させようとしてくれているのだ。

4.仕事は完璧にしなくてはいけない。ミスや間違いをしてはいけない。
→仕事を一生懸命したからそれでよい。

5.できない人と思われたらいけないので、失敗したことを内緒にする。
叱られたときの言い訳を考える。
→「失敗は自分を成長させるのに必要だ」、「失敗しながら色々なことを
覚えていくのだ」 と考える。次回失敗しないようにするにはどうすればいい
のか考える。

6.「失敗するなんて自分は頭が悪い」と思う。「自分はやっぱりダメな人間だ。
皆も自分のことをダメな人間と思っているにちがいない」と思う。失敗したから、
これで人生 終わりだ。
→「失敗をしない人はいない。失敗は誰でもするものだ」と考える。仕事を頼ま
れたのは、自分に能力があるからだ。

7.「自分には能力がないので皆に迷惑をかける。会社を辞めたほうがいいの
では・・・」と思う。
→自分にも友達の役に立つことがある。

8.男は弱音をはいてはいけない。
→助けを求めてもいいし、相談してもいい。

9.感情を出してはいけない。
→嬉しいときは笑い、悲しいときは泣いてもいい。

ストレスの要因となるものは、人間が生活しているときに常に起こりえます。ただし、
それを悪いストレスととらえるかどうかで、負担となるストレスの量はずいぶんと変わ
ってくるようです。抑うつ症状や摂食障害(過食や拒食)、不眠症などのストレス性
疾患に陥ってしまう前に、物事の受け止めかた、とらえ方の癖を、少し意識して思い
直してみることはそれらの予防となります。


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