統合失調症の病型は五つに分かれる

統合失調症は、その症状によって五つのタイプに分けられています。
以下の通りです。

「妄想型」:
妄想(特に被害妄想)や幻聴(特に自分の悪口)が頻繁に起こる。このこと以外
の症状は少なく、意欲の低下や感情の平板化なども軽度なので、ある程度の
社会生活ができる場合が多い。30歳以上での発症もある。

「解体型」:
意欲の減退、思考や行動の滅裂、感情の平板化、自閉などを主な症状とする。
妄想や幻覚はあまりない。主に青年期に発症し、ゆっくりと進行する。

「緊張型」:
緊張病症候群といわれる一連の症状を示す。これは昏迷(意識はあるのに刺激
に反応しない状態)と激しい運動過多という対極的な病像を持っている。
カタプレシー(他人に取らされた姿勢を長時間保つ)や拒絶症(あらゆる指示に
対して無目的に拒絶する)、常同症(言動や運動をひたすら機械的に繰り返す)、
奇妙なしかめ面、反響症状(相手の言葉や行動をまねる)などを伴う。
青年期に発症し、比較的はやく回復するが、再発を繰り返すこともある。

「鑑別不能型」:
上記の三つの型のどれとも区別・断定ができないもので、こうした症例も多い。

「残遺型(ざんい)」:
意欲低下や自閉などが中心の症状だが、その程度は解体型よりも軽い。
統合失調症の諸症状が弱められた形で存在するような状態で、周囲が
病気に気づかないこともある。


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