適応障害の要因と症状、適応能力について

「ストレス」という言葉は広く、多様に用いられます。
「心の負担になる出来事や状況を要因として、その人の内部に生じる緊張状態」
を指して使われるのが本来の意味です。
ストレスを生じさせるものもまた多種多様です。例えば、暖房のきいた部屋から
突然寒いところへ出たり、冷房のきいた場所から急に暑い場に出たりするのも、
満員電車に揺られることも、無意識のストレス原因にはなり得ます。
今回は、「環境の変化」によるストレスについてお伝えしましょう。

新入学や就職、転勤、転職などで、それまでの生活環境が変わる機会
は、誰にでも訪れます。最初のうちは気が張っているため、一生懸命に
環境に適応しようと頑張るものの、次第に疲れがたまってしまうことが
あります。多くの場合はどこかで「気晴らし」をしながら、徐々に環境に
適応していくのです。
しかし、新たな環境にどうしてもなじめないという気持ちが拭えないとき、
心の緊張状態が持続し、「適応障害」を招く場合があります。

主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
・抑うつ状態や絶望感
・不安やイライラ感
・不登校や出勤拒否
・対人トラブル
・反社会的行動
・引きこもり

几帳面で真面目、何ごとにも神経質であるなどの個人の素質や
過度のストレスが原因となることがあります。

自覚症状のあるかたは、専門家へご相談ください。

もし軽い前兆を感じられているかたには、自分なりの「気晴らし」
方法を探してみるのもよいでしょう。どんな年代の人も、どんな環境
の人も、ストレス要因をずっと回避していくことはできません。
皆それぞれの乗り越えかた、リセットの方法を試行錯誤しながら、
生活しています。そうして個人の適応能力を少しずつでも伸ばして
いるのかもしれません。


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