若者に増える境界性パーソナリティ障害とは

「境界性パーソナリティ障害」と精神科で診断される若い人が増えています。
「境界例」とも呼ばれ、精神病(主に統合失調症)と神経症の中間状態にあるような
症状を指します。

主に見受けられる症状
・情緒不安定で絶えずイライラしている。
・突然怒りを爆発させたかと思えば、その後すぐに激しい絶望感に苛まれる。
・他人に見捨てられることを極度に恐れたり、待ち合わせに相手が数分遅れただけ
で激怒する。
・一度会っただけの人を理想化し、強く憧れたり、恋愛感情を持つが、相手が自分
を受け入れないと知ったとたんに相手を非難、攻撃する。
・卒業間際の大学を中退してしまうなど、行動や目標を激変させる。
・自傷行為(自分の体を傷つけたり、火傷を負ったりする)や自殺企図(自殺の企て)
を繰り返す。
・過食や浪費、薬物乱用、安全でない性行為など自らを傷つけ貶める行為をする。

患者は若い女性に多く、患者の75%が女性というデータが出ています。
主な原因は、幼少期の母子関係の不全がパーソナリティ障害の形成に
影響するといわれています。
母子関係に限らず、幼少期の人格形成時の体験を原因として、その後の
青年期〜成人期に至るまで「自分を見捨てる」行為や言動を繰り返す傾向
があります。
現実を認めきれない言動症状は、アダルトチルドレンにもつながります。

軽度の場合、「自分で自分を見捨てなくてもいいんだ」という語りかけが、ある程度
有効性を持つようです。境界例の症状と原因、そして回復方法について、とても
細やかに丁寧に説明されているサイトから、良い語りかけを見つけましたのでここで
ご紹介します。リンクも貼りますので、ご参照ください。
(サイト「境界例と自己愛の障害からの回復」 記事「自分への語りかけ」より抜粋)

親や他人から言われたからって、自分で自分を見捨てる必要はないんだ。
自分で自分を見捨てなくてもいいんだ。
お前はもう充分自分を見捨ててきたじゃないか。
お前はもう充分自分を傷つけて苦しめてきたじゃないか。
もう充分じゃないか。
お前はもう自分を見捨てなくてもいいんだ。

幼いころに間違った考えを刷り込まれたお前は、一生懸命頑張って自分で
自分を見捨てて来た。
幼かったお前は、疑うことを知らず、けなげにも教えに忠実であろうとしてきた。
刷り込まれた教えに従って、本当に頑張って一生懸命自分で自分を傷つけて
きたし、一生懸命自分で自分を無視してきた。
誰も褒めてくれなかったけど、お前は本当に良く頑張った。頑張って自分を
見捨ててきた。
一人で大変だったね。辛かったろうね。
誰も認めてくれなかったけど、本当によくやった。

でも、もういいんだ。
お前が教えられたことは間違っていたんだ。
間違ったことを刷り込まれていたんだ。
お前はもう自分で自分を見捨てる必要はないんだ。
それは間違いだったんだ。
お前は、もう親とは別個の人間なんだ。
もう間違った教えに従わなくてもいいんだ。

間違った仕事はこれで終わりにしよう。
これからは自分で自分を大切にしよう。
これからは自分で自分を育てよう。
新しい仕事に取りかかろう。


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