ピック症は言語機能低下、健忘症などを引き起こす病気

ピック病とはアルツハイマー病と同じく初老期に発病する認知症の一つです。
19世紀にチェコの精神科医のピック先生が報告したのでピック病といわれています。

現在では、日本国内に1万人以上のピック病患者がいると推定されていますが、
ピック病を正しく診断できる医師は少ないといわれています。
当初はうつ病、統合失調症と間違えられていた病気です。

ピック病は、40歳~60歳の初老期の方に多く、
脳の側頭葉から前頭葉からにかけての部位が委縮します。

初期には記憶障害、正確変化や言語機能低下などが目立ちます
また症状としては怒りっぽくなる等の性格変化や、
同じことを繰り返す等の日常生活での行動異常が特徴、次第に記憶障害、言葉が出ない等の症状がでてきます。
その後、最終的には重度の認知症に変化していきます。

正確変化は脱抑制が特徴的で、周囲の状況を気にせず悪ふざけをしたり、身勝手な行動をとったりする。
また万引きなどを起こす事もあるそうです。さらになぜそんな事をしたのかなどを自ら説明する事ができない、同様の行動をもう一度起こしてしまうなどがあります。

言語機能低下としては健忘失語(ものは理解しているが言葉が思い出せない)などの症状があります。

病気が進行すると、相手の質問をはぐらかしたりする「考え無精」という態度をとったり、会話中に同じ言葉を繰り返したりする帯続言語
というような症状もあらわれます。

その後他の病気との合併症で発祥から約7ぐらいで死亡する難病です。

治療法はまだ十分に解明されていはいませんが、
脳血流を活発にする栄養補給や適切なケア、悪化を遅らせることは可能
だといわれています。

ピック病の発症ケースは少なく、アルツハイマー病の1/3~1/10だと言われています。
40代~50代にピークがあり、アルツハイマー病の平均発症年齢が52歳なのに対し、
ピック病の平均発症年齢は49歳なのだそうです。

またピック病には男女に発生の差はなく平等におこります。


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