トゥレット症候群とは?

トゥレット障害(しょうがい)またはトゥレット症候群とは、チックという運動、音声による(攻撃的・性的な要素を含む)一群の神経精神疾患です。

子供の頃に発症(学童の10%~20%程度に発症がみられおもに男子に多い)し多くは一過性のもの(1年以内に消失)となるが、その後も軽快・増悪を繰り返しながら、大人になるまで慢性的に経過していくものもある。

チックの症状は攻撃的・性的な要素を含むことが多いため未治療の場合、患者にとって社会的な不利益を生ずることが多い。

チックの症状
症状には運動チック 音声チックの主に2種類がある

運動チック
顔面の素早い動き(まばたき、顔をしかめるなど)
首を振り
腕や肩を振り回す
体をねじる
ジャンプをする
体を揺する
自分の体を触ったり叩く
口の中 を噛む
他人の身体や周囲のものなどにさわる

音声チック
咳払い
鼻をすする
叫ぶ
罵り、卑猥な内容)を言う
うなり声
ため息

このように音声、行動の症状を主体とし、一過性でなく慢性の経過をたどるものをトゥレット症候群といい、もっとも思いチックの病型であるトゥレット症候群は運動性、音性の両方のチックの症状があらわれる。

トゥレット症候群の原因
原因は正確には確定していませんが、基底核におけるドパミン系神経の過活動仮説が提唱されています。また遺伝的要因も関与しているともいわれているようです。発病頻度は1000人から2000人に一人の割合である。

さらには、左利きの者に対する強引な右利きへの矯正などによるストレスの後遺症により発症することがあるともいわれています。

トゥレット症候群の治療
薬物療法が一定の効果を示します(抗精神病薬(ハロペリドールなど)など)。
さらに小児の場合はストレス因子の除去、疾患から生じる二次的な劣等感の除去・予防、などが重要であるとされています。

病名は初期に記載したフランスの神経内科医、ジョルジュ・ジル・ド・ラ・トゥレット(Georges Gilles de la Tourette)にからきている。


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